私の治療方針を述べさせて頂くと、整形外科領域においては疾患や外傷の多くは、 悪性腫瘍に対して行う手術とは異なり絶対にしなくてもよく、待っても構わない手術です。
また、変形性膝関節症のように長年徐々に軟骨が磨り減って、 痛みと付き合ってきたものを手術で一気に形を整えるわけですから、 手術直後から健康体に戻るわけではありません。
術後のリハビリテーションは痛みを伴い大変ですが,それを乗り越え,退院後も自宅で慣らしていかなければ、 本当の自分の膝にはなりません。手術をして良かったと満足される患者さんは、 自分で治そうという意気込みのある患者さんに多い傾向がございます。 整形外科領域も「病は気から」の格言は通用していると思います。 私達は、その様な患者さんの手助けをするだけです。
当院の外来では、保存療法の実際を更に具体的にご指導致します。
お気軽にご相談にいらして下さい。
また、既に保存療法を経験され、日常生活動作において不自由さを感じられている方や耐えがたい
痛みが残っている方で手術を希望される方には、
私が得意としている最小侵襲手術(MIS)というできるだけ
体に負担をかけず手術後の回復も早い手術をご提供できます。